【特集】伯方島をサイクリング
しまなみ海道の今治からふたつめの島
塩づくりが有名な島の知られざる魅力
しまなみ海道「伯方島」のサイクリング情報をまとめました。今治をスタートして、2つ目の島。大島から「伯方・大島大橋」を渡ればそこが伯方島。サイクリング初心者の方でもメインルートを離れて、安心して一周できる島です。塩づくりで有名なあの島のおすすめルートや絶景スポット、グルメなどまだまだ知られざる伯方島の魅力をご紹介します。
最新の情報は各公式ホームページ等を必ずご確認ください。
作成:2019.2.10
最終更新: 2023.2.11
作成・文:村上雅之
しまなみ海道、ふたつめの島
島をぐるっと一周
しまなみ海道サイクリングで「あれ?もう終わり??」とあっけないほどすぐに次の橋に来てしまう伯方島。メインルートを通るとたったの3㎞しかないので「道の駅以外、何にもない島だなぁ」と思うなかれ!
実は、メインルートとは反対側の外周ルートには、木浦や北浦といった町が広がっていて、そこかしこに絶景ポイントが点在しています。
伯方島のルートをイメージしたワードマップ
赤:初級ルート
伯方大島大橋から大三島橋まで3km(所要:30分)
オレンジ:中級ルート
走りやすい外周ルート
伯方島のサイクリングルートを色分けしています。赤は最短ルート。オレンジ色は外周ルートです。
さあ、しまなみ海道を旅するサイクリストにまだまだ知られていない伯方島の奥深くへと潜入していきましょう♪伯方島をぐるっと一周サイクリングしてもその距離は20㎞弱。他の島の外周ルートと比べて、サイクリストを苦しめるアップダウンも少ないので、寄り道ルートとしてかなりオススメです。所要時間1時間程度で一周することができます。
しまなみ海道・今治に泊まろう
シクロの家は CYCLO = 自転車 が大好きなメンバーが運営する旅の宿。JR今治駅前徒歩1分。しまなみサイクリングの情報収集&拠点にぜひご利用ください。今治の魅力をたっぷりご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。
伯方島を自転車で巡ろう
塩づくりで有名な島
まず、多くの方が「伯方島」と聞いて思い浮かべるのが、一度聴いたら覚えてしまうリズムのCM「はっ!かっ!たっ!の塩♪」かもしれません。「え?福岡の塩じゃないの?」とよく言われてしまいますが、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の島「伯方島」を名前に冠したお塩です。晴天が多い瀬戸内海は、古くから塩の生産で栄えていました。
伯方の塩をまさに作っているその光景は、隣の大三島の「伯方塩業・大三島工場」にて見学することができます。伯方島の外周ルートをサイクリングすると、海沿いに広がる四角い池の数々。1971年に国の政策により塩田が廃止されるまで、かつての塩田として栄えた跡が点在しています。
伯方島の絶景スポット
“船が折れるほど” という名の急潮流地帯『船折瀬戸』。伯方島と鵜島の間の狭い瀬戸で、最強潮流の時間帯は海を進む船よりも陸を進む自転車の方が速いことも。
伯方島外周ルートは美しいビーチの宝庫。島の東側にある「沖浦ビーチ」は天気が良い日はぜひとも訪れたい場所です。穏やかな海を眺めながら、時間を忘れてぼーっとできますよ。
伯方島の北東に浮かぶ島、大角豆島では、大潮の干潮のときにだけ「トンボロ現象」という珍しい現象が発生。陸続きになり、島へと歩いて渡ることができるようになります。
伯方島の観光スポット
メインルート沿いにある「道の駅 伯方S・Cパーク」は、休憩にぴったりのスポットです。目の前に広がるビーチで、夏場は海水浴もできます。道の駅内のレストランでランチを取るもよし、伯方の塩ソフトクリームもサイクリストに人気です。
2016年には道の駅に隣接したエリアに、イルカと戯れることができる施設「ドルフィンファームしまなみ」も誕生。有料ですが、オプションによってはイルカと一緒に泳ぐこともできちゃいます。
道の駅のビーチ側には、しまなみ海道名物となっている人型サイクルスタンド「6人のシクロツーリスト」のMR.Hakatajimaがあり、写真スポットになっています。「大島・伯方大橋」と美しいビーチを背景に愛車と写真をパチリ。
木浦地区の路地を入っていったところにあるゲストハウス「ソルトハウス」で、伯方島に滞在してみるときっとこの島が好きになるでしょう。もと歯医者さんの建物を改築したこの島唯一のゲストハウスで、昭和モダンな感じがオシャレ。とてもフレンドリーなオーナーさんが出迎えてくれますよ♪
伯方島ならではのグルメを堪能
伯方の塩を使ったラーメンでサイクリストに人気の「さんわ」。もうひとつ、夏の暑い日に塩を楽しむなら「道の駅 マリンオアシスはかた」の伯方の塩ソフトクリームは欠かせません。少し足を延ばして、オーシャンビューなカフェ「Patisserie T’s Cafe 玉屋」で極上ケーキで一休み。「イマイ流かあちゃん亭」でオムそばをテイクアウト!・・・などなど伯方島ならではのグルメを楽しんでみてはいかがでしょう。
店舗名 | 営業時間(時) | 定休日 | 電話 | 場所 |
---|---|---|---|---|
さんわ | 11~20 | 不定休 | 0897-72-1211 | Google Map > |
マリンオアシスはかた | 9~17 | 定休日無し | 0897-72-3300 | Google Map > |
玉屋 | 10~19 | 日 | 0897-72-0343 | Google Map > |
イマイ流かあちゃん亭 | 10~20 | 月 | 0897-72-0788 | Google Map > |
Cafe un fil | 11半~15 | 火 | 0897-72-8100 | Google Map > |
たんぽぽ | 11~19半 | 日 | 0897-72-1908 | Google Map > |
風 | 11~15 | 日 | 0897-74-0053 | Google Map > |
イマイ流かあちゃん亭
「伯方島のかあちゃんに会いに行こう」 伯方高校の道を挟んで向かいにある島のスーパーマーケット「伯方ショッピングセンター」の入り口から、ふわっと漂ってくるソースの香り。部活帰りの腹ペコ高校生や仕事終わりの造船所のお兄さんが次々と注文していくこの屋台「イマイ流かあちゃん亭」です。ここのオススメは大三島ソースオムそば。かあちゃん考案の特製オムそばが、ちょっと小腹がすいたサイクリストの胃袋を満たしてくれます。土日・祝日は、大三島多々羅しまなみ公園にも屋台あり!
Patisserie T’s cafe 玉屋
しまなみ海道メインルートから少し外れて、伯方島外周ルートを進むと有津という地区にオシャレなカフェが現れます。「Patisserie T’s cafe 玉屋」。パティスリーという名前のとおり、もともと木浦地区のケーキ屋さんが移転して開いたカフェ。地元の果物を使ったケーキやパフェを求めてサイクリストが集まります。お昼時はランチもあり。ここを目的地に伯方島サイクリングに来る方も多いです。
伯方の塩ラーメンさんわ
伯方島の木浦にあるラーメン店「さんわ」。伯方島本店は2015年にリニューアルオープン。伯方の塩を使ったご当地ラーメン「伯方の塩ラーメン」がサイクリストに人気です。お腹が減っている自転車旅行者にはセットメニューでがっつりもGOOD。
Cafe un fil
伯方島の「Cafe un fil」は伯方島ICや道の駅伯方SCパークの近く、以前Borsa 2nd.があった建物に昨年7月にできたカフェレストランです。しまなみ海道のサイクリングでランチに立寄りやすい立地で、カジュアルにフレンチを楽しめます。
お好み焼 たんぽぽ
しまなみ海道、伯方島の南側外周コース、有津地区にあるお好み焼きさん「たんぽぽ」。お好み焼き屋さんが何軒か点在する伯方島で、地元の方々やサイクリストにも特に人気のお店です。地元で釣り上げた地タコが入った、タコ入りスペシャルがおすすめです。
お好み焼 風
しまなみ海道・伯方島の道の駅やインターチェンジ近くにあるお好み焼きレストラン「風(ふう)」。サイクリングのメインルートからもアクセスしやすい立地で、カントリー調の落ち着いた店内、鉄板焼きから焼き鳥までメニューも豊富で美味しいとランチにも評判のお店です。
伯方島のサイクリングマップ
― 島探訪ルート
ビギナーでも走りやすいおすすめの寄り道
― しまなみ縦断ルート
とにかく縦断したい人向け
● 緑色の丸
立ち寄りスポット
● オレンジ色の丸
レストラン・食堂&カフェ
● 赤色の丸
ゲストハウス&旅宿
しまなみ海道全体のサイクリングマップをGoogleマイマップで作成してみました。ぜひ、しまなみ海道の島ごとにサイクリング情報を満載した7枚セットの紙の地図『しまなみ島走MAP』とともにご利用ください。