サイクリストの聖地として今や世界中から注目を浴びる「しまなみ海道」。その西側には「とびしま海道」と呼ばれる、7つの島々を橋で結ぶ「裏しまなみ」とも呼ばれるルートがあることは、まだまだあまり知られておりません。海沿いの開放的な風景や古い町並みなど、"とびしま海道"ならではの風情ある景観は一度走ったら病みつきになること間違いなし。初めてでも"とびしま海道"サイクリングを楽しむための情報<距離やルート・島の魅力・レンタサイクル・グルメ・カフェ・ゲストハウス情報>を、シクロの家スタッフがご紹介しています。今、まさに"とびしま海道"旅行を計画中のゲストさんに向けてサイクリング情報を発信!
2016.8.31作成
2018.8.14更新
<目次>
【注意】最新の情報は各公式ホームページ等を必ずご確認ください。
✔「安芸灘とびしま海道」とは?
「安芸灘とびしま海道」は、瀬戸内しまなみ海道の西側、安芸灘(あきなだ)の島々を7つの橋で結ぶ海の道。愛媛県の岡村島から大崎下島、豊島、上蒲刈島、下蒲刈島を抜けて広島県呉市・川尻までに至る約30km(最短距離・片道)の道のり。岡村島~今治の間は橋がつながっていないため、船での移動となります。
かつては、中~上級者向けと言われた「とびしま海道」サイクリングも、ここ数年で自転車積載可能な船の航路が充実し、ゲストハウスが誕生、本格的なレンタサイクルサービスも開始されるなど、初めてでもチャレンジできる環境が整いつつあります。
とびしま海道サイクリング風景♪
各島々には、御手洗(みたらい)町並み保存地区など見どころも点在し、寄り道をしながらのどかな風景を楽しむことができます。それでは、まだまだ知られていない「安芸灘とびしま海道」サイクリングの魅力を存分にご紹介していきましょう♪
✔とびしま海道のおすすめサイクリングルートは?
とびしま海道サイクリングには主に今治拠点と呉拠点の2つのパターンで旅するサイクリストが多いです。
・今治拠点: 今治港~岡村はフェリーや旅客船を利用
・呉拠点: 呉市内を出発して岡村島まで
今治・呉いずれを拠点にしても、とびしま海道全体を往復サイクリングを計画の方には、丸一日かけることをおすすめします。尾道から「しまなみ海道」をサイクリングして今治で1泊......翌日は丸一日かけて「とびしま海道」をサイクリングするというプランは、まさに「しまなみ・とびしま黄金コース」です。
とびしま海道サイクリングおすすめルートマップ >> Google Mapで見る
― 赤色のライン 最短ルート(岡村~呉間を走る場合の最短) ― オレンジ色のライン 寄り道ルート ● 赤色の点 おすすめゲストハウス&旅宿 ● 緑色の点 おすすめスポット ● 青色の点 おすすめのお店・レストラン・食堂 ※地図上のラインやマークをクリックすると詳細情報が開きます。 |
①.補給ポイントが少ない(コンビニエンスストアがほぼ無い) ②.橋へと登る坂道が急傾斜である ③.フェリーの時間に合わせたスケージュールづくりが必要 ④.自転車屋さんが無い といったいくつか理由から、とびしま海道はサイクリング中級者~上級者向けと言われることも多いです。
とびしま海道メインルート(上の地図の赤色のルート)を、岡村島からJR呉駅までサイクリングした場合の高低差は以下のようになっています。
とびしま海道最短ルート(上の地図の赤ルート)の高低差
※他のルートの高低差は「とびしま島走MAP」でご紹介しています。
とびしま海道のサイクリングでは、島を結ぶ橋(数十mの高さ)まで登る必要がありますが、島内の海岸線ルートにはほとんど峠がありません。どの島も北側ルートと南側ルートのどちらを走っても、爽快なシーサイドライドを満喫できます。自転車は左側通行なので、島々を時計回りに巡ることで、道路の海側を常に走ることができてオススメです!
✔とびしま海道サイクリングの魅力をご紹介
とびしま海道を自転車で走りたい!とびしま海道ならではのサイクリングの魅力を4つのトピックでご紹介します。
魅力その1~しまなみ海道とは違ったデザインの橋々
とびしま海道のメインルート上には大小7つの橋が架かっており、注目すべきはその個性的な美しいデザイン!しまなみ海道には無いデザインの橋々は、とびしま海道のサイクリングを彩ります。
安芸灘大橋(下蒲刈島)
クルマやオートバイは、安芸灘大橋(下蒲刈島)のみ通行料金がかかります。サービスに登録されている施設で1,000円以上買い物をすると、安芸灘大橋の回数通行券を発行してもらえるサービスもあるので、クルマで「とびしま海道」をドライブする方は要チェック。自転車・歩行者の方は、各橋の通行料は不要です。
広島県・愛媛県の境目(岡村島・大崎下島)
岡村島からは、小さい3つの橋、岡村大橋と中の瀬戸大橋、平羅橋をわたり大崎下島へと渡ります。じつは、ここが愛媛県と広島県の県境。岡村島は今治市なんですねぇ。大崎下島からは先はすべて広島県呉市の島々です。
豊浜大橋(大崎下島・豊島)
大崎下島と豊島を結ぶ豊浜大橋と、上蒲刈島と下蒲刈島を結ぶ蒲刈大橋は、三角形に組まれたトラス橋。水色の橋が海の色となじんで美しい風景となっています。
魅力その2~とびしま海道は海が近い
島々のほぼすべてのサイクリングルートが、海岸線ぎりぎりを通っています。防波堤が低いので、海を間近に感じ、波音を聞きながらのサイクリングは最高に気持ちがいいものです。晴れている日には、四国の山々まで見渡せます。
豊島南側ルート(豊島)
特に大崎下島や上蒲刈島、下蒲刈島の南側ルートは明るく開けており、絶景オーシャンビューを横目にひたすら平坦なルートを走り抜けることができてオススメです。
魅力その3~ヒルクライマー必見の絶景展望台の宝庫
自転車で山を登るのが好きなサイクリスト"ヒルクライマー"にも、とびしま海道はオススメ。ほぼ全ての島に、展望台があり、激坂のあとには絶景のご褒美がまっています。
山を登った先にある絶景のご褒美
岡村島のナガタニ展望台をはじめ、大崎上島の神峰山、大崎下島の一峰寺山、豊島の十文字展望台、下蒲刈島の大平山公園など、ヒルクライム好きならぜひとも登っておきたいスポットの宝庫です。
魅力その4~情緒ある旅のスポット
沖田修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』や山田洋次監督の『東京家族』などの数々の映画のロケ地にもなっている「とびしま海道」。テレビCMやアニメーションでもたびたび、その舞台となっています。とにかく「絵になる風景」が多いのが、とびしま海道の魅力です。
島の集落はレトロスポットだらけ
特にレトロな風景が好きな方には、岡村島の集落や大崎下島の御手洗や大長、大崎上島の木江といった町並みは、ついつい細い路地に引き込まれていくような情緒ある風景が残っています。自転車を降りて、散策してみるのもいいかもしれません。
島ならではの素敵カフェが点在
ここ数年で、岡村島の「まるせきカフェ」や大崎下島の「cafe with books ネロリの島」、「船宿cafe 若長」、「潮待ち館」など魅力的なカフェも続々と誕生しています。島のゆったりとした時間の流れを贅沢に味わってみるのも、とびしま海道ならではの醍醐味かもしれません。
✔とびしま海道サイクリング地図の決定版『とびしま島走MAP』
[PR]「とびしま海道」をサイクリングの計画には、紙の大きな地図が便利!しまなみ海道のサイクリングマップ『しまなみ島走MAP』の姉妹品、『とびしま島走MAP』を事前に入手しておくことくをオススメします。
『とびしま島走MAP』は、地元ガイドが自転車で走り尽くして作成した「とびしま海道サイクリングマップ」の決定版。西編と東編の2枚組の大きな地図です。
西編では、下蒲刈島・上蒲刈島・豊島を。東編では、大崎下島・岡村島をピックアップ!そこに大崎上島を加えて構成。大崎上島は、とびしま海道と架橋でつながってはいませんが、この地域を自転車で一体的に楽しむには、欠かせない場所のひとつです。
紙の地図でとびしま海道自転車旅の計画!
1年がかりで取材を行い、とびしま海道サイクリングの自転車旅に必要な情報、距離、高低差、グルメ・宿泊情報なども満載しています。ぜひ「とびしま海道」サイクリングの計画にお役立てください。
✔とびしま海道のレンタサイクルとフェリーの情報
2017年2月1日から自転車積載可能な船の航路が増えたこと、2017年8月10日からとびしま海道初となる本格的なレンタサイクルのサービスが始まったことなどから、しまなみ海道だけでなく、とびしま海道をレンタサイクルで楽しむというプランが立てやすくなりました。とびしま海道をレンタサイクルで楽しむ場合の選択肢は主に2つ。
✔とびしま海道をレンタサイクルで楽しむ
選択肢①
しまなみ海道のレンタサイクルを使う
メリット 台数が多い / リーズナブル / 予約不要*
注意点 乗り捨て不可 / 必ず今治に戻ってくる必要あり
*繁忙期以外は予約可。窓口はサンライズ糸山。繁忙期は先着順。
選択肢②
とびしま海道レンタサイクルを使う
メリット 乗捨て可能 / 往復する必要なし/ 時間別の料金プランあり
注意点 乗捨ての場合、要事前予約&別途料金 / 台数に限りあり
選択肢①.しまなみ海道向けのレンタサイクルを使う
2017年2月1日から、新たに旅客船「とびしま号」の就航が始まったことにより、今治港~岡村港の全ての船が自転車積載に対応(フェリーは車・自転車OK、とびしま号は最大10台まで)。今までは、レンタサイクルターミナルのオープン時刻がフェリー出港時刻より遅いため、レンタサイクルで「とびしま海道」へ行くことが困難でした。「とびしま号」の就航により、しまなみ海道向けのレンタサイクルで気軽に「とびしま海道」へも渡れるようになっています。
旅客船「とびしま号」
JR今治駅臨時レンタサイクルターミナルやみなと交流センターレンタサイクルターミナル(今治港・はーばりー内)等でしまなみ海道向けのレンタサイクルを借りたのち、今治港9:30発の「とびしま号」で岡村港へ向かうのがオーソドックスなプランです。ただし、この場合、とびしま海道のルート上では自転車を乗り捨てすることができないので、必ず今治へと戻ってくる必要があります。帰りの船の時刻表をチェックしておきましょう。とびしま海道への自転車積載可能なフェリー・旅客船の時刻表をまとめてみました。
行き | とびしま | せきぜん | とびしま | せきぜん | せきぜん | とびしま | せきぜん | とびしま |
今治 | 7:20 | 8:25 | 9:30 | 12:00 | 14:45 | 15:30 | 17:50 | 19:00 |
岡村 | 8:18 | 9:25 | 10:28 | 13:20 | 16:05 | 16:28 | 19:10 | 19:58 |
帰り | とびしま | せきぜん | とびしま | せきぜん | とびしま | せきぜん | せきぜん | とびしま | 宗方乗換 |
岡村 | 6:20 | 6:50 | 8:30 | 9:35 | 12:30 | 13:30 | 16:15 | 17:35 | 18:05 |
今治 | 7:18 | 8:10 | 9:28 | 10:55 | 13:28 | 14:30 | 17:35 | 18:33 | 19:55 |
※せきぜん:フェリー とびしま:旅客船(自転車は最大10台まで)
※船の運航状況等の問合せ先...今治港 TEL:0898-31-9310(6:00-18:40)
【注意】最新の情報は各公式ホームページ等を必ずご確認ください。
レンタサイクルターミナル | 営業時間 | 電話 |
JR今治駅 臨時レンタサイクルターミナル | 8:30-17:00 | 0898-34-1200 |
みなと交流センターレンタサイクルターミナル | 9:00-17:00 | 0898-35-5090 |
帰りの最終便、岡村港18:05発の船は、一旦、大三島の宗方港で下船......30分ほど乗り換え待ちがあるため、他の便に比べて時間がかかります。帰りの船の時刻には十分に余裕をもって、岡村港に戻ってきてください。
選択肢②.とびしま海道レンタサイクルサービスを使う
今まで「安芸灘とびしま海道」には「しまなみ海道」のように、ルート上の各所で乗り捨てが可能なレンタサイクルのサービスが無かったので、レンタサイクルを使いたい場合は「しまなみ海道」向けのレンタサイクルサービスを使うという方法しかありませんでした。ですが、ついに!2017年8月10日から、事前予約制で乗り捨て可能なレンタサイクルのサービスが始まりました!
とびしま海道レンタサイクル
とびしま海道のレンタサイクルは、岡村港、大長港、小長港、県民の浜、下蒲刈コテージ梶ヶ浜、JR仁方駅で自転車のレンタルや乗り捨てが可能(要事前予約・別途乗捨料金)。とびしま海道のレンタサイクルの料金は 【3時間】大人1,000円 子ども500円 【8時間】大人2,000円 子ども1,000円。予約・問合せ窓口は下蒲刈島の下蒲刈コテージ梶ヶ浜。
【問合せ・予約】下蒲刈コテージ梶ヶ浜
広島県呉市下蒲刈町下島839-16
http://kajigahama.jp/
✔とびしま海道サイクリングの注意点
① トラブル時の救済がない
自転車の旅行につきものなのが、パンクなどのトラブル。しまなみ海道の場合は、しまなみ島走レスキューやしまなみサイクルセイバーといった救済サービスがあるのですが、とびしま海道にはこのサービスがありません。また自転車屋さんもこのエリアには無いため、My自転車でとびしま海道サイクリングに向かう場合は、自分でパンク修理等の対応できるようにしておく必要があります。最悪の場合、地元の軽トラックをヒッチハイクするなどして自転車ごと運んでもらうかぐらいしか方法がないといった状況に陥る可能性があります。
② フェリーの最終時間を要チェック
「とびしま海道」へしまなみ海道向けのレンタサイクルで行った場合、途中では乗り捨てが出来ないので、フェリーで岡村港から今治港に戻ってくることになります。このフェリーの最終便に乗り遅れると今治まで戻ってくる手段がなくなります。また、とびしま海道には宿泊施設が多くないので、急きょ一泊というわけにもなかなかいきません。最終フェリー18:05に必ず間に合うように、計算しながらルートを選ぶ必要があります。
✔とびしま海道サイクリングの観光スポット・写真スポット
とびしま海道サイクリングでぜひ立ち寄りたい観光スポットや絶景スポットをご紹介します。しまなみ海道とはまた違った魅力が満載のエリア......ただ走り抜けてしまうだけではもったいない!
大崎下島の御手洗地区、町なみ保存地区
花街もあった江戸時代の潮待ちの町
大崎下島に着いたら、ちょっと自転車を降りて御手洗の町を散策してみましょう。江戸時代から潮待ちの港町として栄えたこの町には、当時の面影を残す町並みが残されています。4軒の遊郭を有す花街でもあった御手洗の町。4軒のうち現存する「若胡子屋(わかえびすや)」はぜひ立ち寄りたい建築物。メインストリートの「常盤町とおり」だけでなく、細い路地を巡ってみると思わぬ発見があるかもしれません。(とびしま島走MAP東編 D5)
大崎下島の大長(おおちょう)地区
大長の路地裏に迷い込んでみる...
大崎下島にはもうひとつ、迷い込んでみると面白い場所があります。「大長みかん」のブランド名で知られるミカン栽培が盛んな大長の町並みです。細い路地を行くとレトロな薬局「資誠堂」や海難除けの神様として崇敬を集めた「宇津神社」が現れます。本州の竹原港や大崎上島への高速船が発着する「大長港」の待合室もかなり渋いですよ♪(とびしま島走MAP東編 D5)
大長みかんジュースで一休み~山清青果
2種類のミカンジュースを飲み比べ!
大長に来たら絶対飲みたいこの2杯!大崎下島、大長から御手洗へと続く海沿いルートの途中にある大長みかんの直売所「山清青果」では2種類の生ミカンジュースを味わえます。サイクリングで乾いた喉を1杯100円の贅沢なジュースで潤しましょう♪♪ごくごく......う~ん、うまい!もう一杯!(とびしま島走MAP東編 D5)
知る人ぞ知るループ橋「むろきはら橋」
独特なカラーリングのぐるぐる回る橋
豊島の海岸線を走っているだけでは、その存在にすら気づかないような少し奥まったところにあるループ橋「むろきはら橋」。クリーム色と水色の独特なデザインがフォトジェニック。ぐるぐると登った先からの絶景を見に、ちょっと立ち寄ってみては?(とびしま島走MAP西編 H3)
長い坂道を登った先の絶景!
豊島大橋を登り切った先のご褒美
「豊島大橋」は豊島と上蒲刈島を結ぶ、とびしま海道で最も高い所に架かっている吊橋。橋まで続く長~い坂道は「とびしま海道サイクリング」で最も苦戦する場所かもしれません。ただし、ヒィヒィと登りきった先に待っている大海原の景色は、とびしま海道の橋からの風景の中でも屈指の絶景です。ワインディングした道路を眼下に、青く広い海、小さな島々の景色はやはり格別!(とびしま島走MAP西編 G3)
上蒲刈島、大浦海岸線ルートの最高に美しい砂浜
最高に美しいビーチ越しの豊島大橋
豊島から上蒲刈島へ「豊島大橋」を渡ったら、トンネルに入る直前に右側の細い道を下ってみましょう。通称「大浦海岸線ルート」と呼ばれる「県民の浜」までの海沿いのルートは完全にフラットで美しい海を眺めながらサイクリングができます。下から覗き上げる「豊島大橋」がカッコいい!途中には美しいビーチも点在。(とびしま島走MAP西編 F3~F4)
✔とびしま海道のおすすめグルメ・ランチスポット・食堂・レストラン
とびしま海道の島々には商店やコンビニが少なく、ランチを食べることができるレストランや食堂もそれほど多くありません。島ならでは、地元ならではの魅力たっぷりのグルメを満喫!ランチスポットの事前チェックは必須です。
路地裏にある豊島のオアシス~「お食事処まりちゃん」
豊島のお好み焼き屋さん「まりちゃん」
「あれ~?この辺のはずだけどなぁ......」豊島の路地裏を迷いに迷ってたどり着いたお好み焼き屋「まりちゃん」。島に住むおじちゃんが「お好み焼きはそこを曲がりな」と教えてくれなければ、発見できなかったかもしれません。店内からは賑やかな話声とジュウジュウという音とソースの匂い。まりちゃん特製のお好み焼きの他、太刀魚で出汁を取った「豊島ラーメン」も美味。まりちゃんへと続く路地の目印は「小野浦集会所」。(とびしま島走MAP西編 H3)
ゆたか海の駅「とびしま館」
海の幸や定食ものが充実
大崎下島の「小長港(おちょうこう)」にある宿泊・土産・レストランの複合施設「とびしま館」では、地元の海の幸を始め、唐揚げや豚角煮の定食、太刀魚ラーメンなどをいただけます。小長港から大崎上島へと渡るフェリーの待ち時間に利用してもよし、呉方面から岡村島で折り返すプランの人にも、お昼にちょうどいい位置にあり便利です。(とびしま島走MAP東編 C5)
上蒲刈島「恵みの丘レストラン」
リーズナブルに島のグルメをいただく
上蒲刈島にある人気レストラン「恵みの丘レストラン」。海岸沿いから少し坂道を登った景色のいい丘の上にある「恵みの丘蒲刈」の中にある食堂です。リーズナブルな値段で、地元の食材を使った小鉢がたくさん並んだ定食・御膳を食べられるとあって、ドライブで訪れる方が多い様子。(とびしま島走MAP西編 F4)
大崎上島の人気ラーメン店「徳森食堂」
懐かしい醤油味、島のラーメン
このエリアで最も有名なラーメン店「徳森食堂」。お昼時に行くと、いつも地元の方でいっぱい、基本は相席といった形でかなりローカル感が強いお店です。ショーケースに入った「いなり寿司」にもファン多し。船で渡らないと食べることのできない島の素朴なラーメンをぜひ。(とびしま島走MAP東編 E2)
✔とびしま海道エリアの素敵なカフェ
とびしま海道の各島には、ここ数年でオシャレなカフェが急増中!サイクリングの途中でちょっと休憩にぴったり、島ならではの雰囲気をたっぷり味わえるカフェ4選をお届け。営業している曜日が少ないカフェも多いので、営業日の事前チェックは必須です。
週末限定OPENの船宿カフェ「若長」
歴史ある建物でレモンのスイーツを
大崎下島、御手洗の町並み保存地区の一角。江戸時代には愛媛の宇和島藩や大洲藩の船宿だった建物を使った週末限定OPENのカフェ。もし席が空いていたら2階に上がるべし!目の前に広がる海の景色と潮風を感じながら、まったりとコーヒーや、。「レモンぜんざい」や「レモンところてん」といったスイーツを堪能できます。(とびしま島走MAP東編 D5)
レモンオイル蒸留室とくつろげるブックカフェ
小長港はレモンの香りに包まれている
大崎下島、小長港の2階にあるレモンオイル精油工房併設のカフェ「ネロリの島」。島のレモンを使った精油工房からはレモンのいい~香りが漂ってきます。工房横のカフェには、京都の有名書店「誠光社」のオーナー堀部さんセレクトの本がずらり。レモンを使ったスイーツや特別に焙煎してもらっているオリジナルブレンドのコーヒーをいただきながら、船の行き来する風景を眺めていると、ついつい長居してしまいます。
御手洗観光の拠点「潮待ち館」
オリジナルのお土産と喫茶室
2015年にオープンした大崎下島、御手洗の町並み保存地区のなかにある「潮待ち館」。地元の土産物やオリジナルグッズの販売のほか、店内奥の「潮待ち喫茶」ではゆったりと休憩ができます。御手洗地区の観光・散策情報もここでGET!
岡村島「まるせきカフェ」
岡村島の地域おこしに情熱を注ぐご夫婦のお店
地域おこし協力隊として東京から移住してきた成田さん夫妻が、岡村島を元気にする取り組みのひとつとして始めたカフェ「まるせきカフェ」。ネルドリップで入れた自家焙煎珈琲や自家製スイーツで一休み♪なかでも卵の殻に入った焼プリン「ひめっこプリン」と島の恵みたっぷりパウンドケーキのセット「しまのわスイーツプレート」(土日限定)が大人気です。(とびしま島走MAP東編 E5)
✔とびしま海道での宿泊・ゲストハウス
とびしま海道で初となるゲストハウスが、大崎下島の御手洗町並み保存地区の中に誕生!島に滞在して、思う存分とびしま海道を満喫しちゃいましょう。
とびしま海道のゲストハウス、旅籠屋醫(Kusushi)
2017年にとびしま海道、大崎下島の御手洗地区の中に誕生したゲストハウス、旅籠屋「醫」。御手洗の町並み保存地区の中でも一際目を引く水色とオレンジ色の「旧越智医院」の建物を再利用した宿泊施設です。とびしま海道で初(唯一)となるゲストハウスタイプのお宿。ドミトリー1泊3,000円~。
※この他にも旅館や民宿など、とびしま海道エリアの宿泊施設の情報は「とびしま島走MAP」に掲載しております。
[PR]とびしま・しまなみの拠点に「シクロの家」
「瀬戸内しまなみ海道」と「安芸灘とびしま海道」、道後温泉へとつながる「はまかぜ海道」......これらのサイクリングスポットを繋げ、その拠点となる町「愛媛県今治市」。JR今治駅前に構える自転車旅好きのゲストハウス「シクロの家」をぜひご利用ください。このエリアのサイクリング情報をたっぷりご用意して、皆様のお越しをおまちしております。